ソイ・ワニット2とソイ・チャルンクルン22 に位置するこのエリアは、チャオプラヤー川のほとりにある古い中華系の人々のコミュニティ。ラタナコーシン時代の初期から問屋街で有名なサンペーンの貿易が拡大したことにより、こうして中華系の人々が「タラートノイ」(直訳するとタラート＝市場、ノイ＝小さい)と呼ぶコミュニティ・マーケットが誕生しました。ここには、中国語で「タラートノイ」という意味の“タラッギャ”(ตั๊กลักเกี้ย)という古くから語り継がれてきた歴史物語もあります。タイと中国の文化が見事に融合していて、地元の暮らしや立ち並ぶ古い家々からも垣間見ることができます。

また、路地には様々なジャンルの人気レストランやカフェが軒を連ねています。壁には、ストリートアート風のアート写真が飾られていて、ライオンダンスや縁起の良いお祭りを描いたウォールアートなど、このコミュニティの生活についての興味深い物語を伝えています。

ここを訪れた際に見逃せないポイントは、古いレンガの壁際に停まっているクラシックなオレンジ色のフィアット。フォトジェニックな撮影スポットとして、地元の人々や観光客の間で人気を集めています。チャオプラヤー川沿いには2021年制作のタイドラマのロケ地にもなっている中華系のロンクアック神社 (漢王公)もあり、散策するだけでも出会いや発見があるコニュニティです。

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