Thailand
Globetrotter

テクテクタイランド

Bangkok / Hua Hin

September 7[Tue], 2010

フアランポーンで朝食を。

September 7[Tue], 2010 07:12

タオさんが別の予定がありまして、2日目のガイドはアレックスさん。タイといえば南国リゾートということで、本日はバンコクから近いホアヒンを目指し、タイ最大のターミナル駅・フアランポーンからスタートです。電車の出発は8時5分ですが、バンコクの朝の交通渋滞は尋常ではない!ということで6時45分に集合、7時には駅へ到着しました……うん、まだ早いので朝ごはん食べましょうか。駅の食堂(のような昔ながらのフードコート)で、昨日のタオさん同様、カレーを探そうとしてくれるアレックスさん。いやいやさすがに朝からカレーはちょっと。なのでエリカさんはカオマンガイ(蒸し鶏ご飯)、アキコさんはガオラオという蒲鉾の入ったあっさりスープをチョイス。お皿にはかわいい列車の絵が描かれてました。

朝の(公開)計量タイム!

September 7[Tue], 2010 07:44

お腹もいっぱいになって、プラットフォームへ向かおうと食堂を出たところで、ピンク色に輝くヘルスメーターを発見。キラーン! そういえば今朝は量っていませんでしたね!「なんで駅で?」「なんか見られてる気が……」という泣き言は一切聞き入れません。しかもこのヘルスメーター、なんと1Bコインを入れて乗ると結構な音量で音楽が鳴って、その度に通りすがりの人がかなり見ていくというやっかいな代物です。わはは。

基準値から:アキコさん+0.7kg(−0.2kg)。エリカさん+1.1kg(+0.5kg)。
*()内は前回計量時からの増減です。

うーん。朝食を麺抜きでスープのみにしたアキコさんに少し軍配が上がった感じでしょうか。

そんなこんなで、いざプラットフォームへ! 今回わたしたちが乗る電車は、バンコクから南へ向かって進んで行くバンコク8:05発スラートターニー行き特急43号。ディーゼル特急列車で全席指定エアコンつき。発車する10番線には、2両編成の電車がちょこんと止まっていました。可愛らしい、なんともこじんまりとした電車……駅員さんにチケットを見せて乗り込みます。車内の窓にかかった鮮やかな青色のカーテンが、南国気分を高めてくれました。

なぜか定刻前出発。

September 7[Tue], 2010 08:04

大きな荷物を持った里帰りっぽい女性から観光客風の外国人、携帯をひたすら操作している若い男の子……といろんな人が乗ってる車内。席についてひといきついていると、突然、電車が走り出しました。え? カメラマンが携帯したGPSを見たら、そのときちょうど8時5分に。なんと定刻よりすこしだけ早く出発です。そんなことあるんでしょうか。ホアヒン到着は、手持ちのチケットによると11時11分。約3時間の電車の旅スタートです。

たべすぎ特急列車は南へ進む。

September 7[Tue], 2010 08:15

民家のギリギリ真横を潜り抜け、タイ最大を誇るチャオプラヤー川も渡って、田園風景の中をひたすら走っていく我らが特急列車。少し硬めだけど座り心地の悪くないシートに腰をかけながら「世界の車窓からみたーい」なーんて思っていると、突然カートを押したお姉さんが現れ、紅茶とトウモロコシ入りパイを配り始めました。さすが特急列車はサービスが行き届いてますなー。

と思っていると、さらにそこから1時間半ほど経ったところで、またまたカートを押したお姉さんがご登場。今度はお弁当です。南方へ向かう路線のためか、タイ国イスラーム中央委員会のハラールマークが輝くこのお弁当、中身は「なすカレー」or「たけのこカレー」withご飯。時刻はただいま10時半。これはいったい何ご飯? ボヤきながらも、カレーを出されてしまえば、食べざるを得ません。さすがにこのままでは危険と察知した計量組のふたりは、その後、座ったままで手を動かしたりと、涙ぐましい小さな努力を重ねます。

そうこうしているうちに単線となり、途中、何度も止まりながらさらに南へ南へ。そして車内が少し慌しくなってきました。先ほどのカートお姉さんが何かを言いながら歩いてきます。よーく聞いてみると「ホアヒン、ホアヒン」って言ってますよ!

瀟洒なホアヒン駅に到着。

September 7[Tue], 2010 11:30

1分早くバンコクを出発した特急列車は、やっぱり予定時刻を20分ほど遅れて、ホアヒン駅に到着。赤とベージュを基調にしたシックな雰囲気のホアヒン駅は、タイで一番美しいと言われているそうです。というのも、ホアヒンは古くから王室の避暑地として栄えてきた町で、駅のホームには、ロイヤルファミリー専用の待合室(現在は貴重な資料が保存されていて、中には入れません)もあります。

そんなホアヒン駅に降り立ったわたしたちの最初のひとことは、「暑っ!!」。気持ちのいい青空。眩しい太陽の光。そうそうそう! これでこそ南国リゾートです。テンションも上がってきたところで、駅前のロータリーにあった、昔の車両を使った図書館や小さなカフェをのぞきつつ、ヒンズーの神様に旅の無事をお祈りして、LET’S ホアヒン観光!(できればちょっと運動もしたい。by計量組)

登って登って! カオ・タキアップ。

September 7[Tue], 2010 12:10

さっそく海のほうへ車で向かいます。10分ほど走ると、丘が見えてきました。野生の猿がたくさんいて「モンキーマウンテン」とも呼ばれているこの丘がカオ・タキアップ(タキアップは箸という意味です)。アレックスさん「丘の上まで車で上がりましょう」計量組「歩いて登りたいです」……というわけで汗をかきかき、丘を登ること5分。すっごい暑いなか、途中ベッカムヘアの野猿に襲われそうになりながら(ここのお猿さんたちかなり攻撃的です……)、なんとか頂上の寺院でお参り。するとここでアレックスさん、「カオ・タキアップの有名な寺院は、もうひとつ向こうなんだよね」……早く言って!

いい運動量になってきました。海の悪霊を取り払うために建てられたという巨大な黄金仏像を通り過ぎて、長い階段を登っていくと、見えてきたのは、ワット・カオ・タキアップ。こちらは白い砂浜が続くホアヒン・ビーチやホアヒン市内も一望できる、ホアヒンNO.1ビューポイント! 緑も多いので結構涼しかったりもしました。しかもこのお寺、海に張り出したテラスでマッサージを受けることもできるそう。心地よい海風&波の音でちょう気持ちよさそうです。

プルーン・ワーンでランチタイム。

September 7[Tue], 2010 14:30

しっかり歩いた後は、ホアヒンに新しくできたというテーマパーク、プルーン・ワーンへ。ここは1950〜60年代ごろの古き良きホアヒンの街並みを再現した所で、子供が大好きなお菓子が並ぶ駄菓子屋さんやお土産選びに持ってこいの雑貨屋さん、いい香りが漂ってくるパン屋さんをはじめ、小さな屋台などなどがたくさんでした。ぶらぶら歩いていると「アレックスさんがおいしいって、買ってくれました」と、カノムブアンを持って現れたエリカさん。鉄板でパリパリに焼かれた生地にココナッツがトッピングされた、タイの屋台で定番の一口クレープです。12個入り20バーツなり。とりあえず出されたモノは頑張って食べる!という、とてもお行儀の良い2人。えらい! そしてそんな2人にもランチタイムは容赦なく襲いかかります。

ランチは観覧車の向かいにあった食堂で。ふたりからは「野菜……できれば生野菜が食べたいです」とリクエスト。確かにカレーばっかで生野菜食べてませんでしたねーということで、パパイヤサラダにココナッツサラダ、フルーツサラダとサラダ祭開催! テーブルいっぱいにサラダが並んで満足そうな2人は、ソムタムを食べた瞬間「タイに住めるかも〜」と大絶賛でした。ラープやスープもいただきまして、デザートはココナッツミルクで炊いたもち米にコンデンスミルクをかけてマンゴーをのっけたカオニヤオ・マムアンで締め。カレーダイエットという企画からはちょっとズレちゃいましたが、まあ何事もバランスが大切ということで。

豪華なホテルの豪華なスパ! ガイア・スパ。

September 7[Tue], 2010 16:00

タイへ来ると南国時間でのんびりしちゃいますよね、とくにリゾート地へ来たらそれはもうねっ!というわたしたちを尻目に「予約は4時ですから」と先を急ぐガイドのアレックスさん。ジャストに到着して納得しました。めっちゃ豪華なスパです!!

やってきたのはレッツ・シー・ホアヒン・アル・フレスコ・リゾート。ロビーに一歩足を踏み入れるだけでまさにリゾート!なこちらは、ビーチフロントの高級ホテル。そしてこのホテルはスパが有名なんだとか……そう! 今回は「美しく痩せよう」がテーマですから、人様の力も存分に借りちゃいます。数あるコースの中からチョイスしたのは、120分のトリートメントコース。昨日の初マッサージに続いて、スパも初体験のアキコさんとエリカさんが入って行った部屋からは、キャッキャッ言う声が漏れておりました。

ちなみにアレックスさんとカメラマンの男子チームはそのあいだ、豪華なホテルの見学ののち、ふたりっきりで静かな海辺のテラスに座り、沈みゆく夕陽を眺めていたそうです。ロマンチックといっても過言ではありますまい。ちなみにホアヒンのビーチでは、白い砂浜のうえでの乗馬も名物です。

カレー専門店でカレー、カオゲーン・バットキュウ。

September 7[Tue], 2010 19:00

スパに癒されたら、もうディナータイム。た、食べてばっかりですね。やって来たのは、どこにでもありそうな町の食堂、カオゲーン・バットキュウ。がしかし、ここはホアヒンで有名なカレー専門店なんだとか! 大きめのボールに色とりどりのカレー&おかずたち。「今日は昼にさぼってしまったから」と真面目にカレーを覗き込む女子大生チームに、これまた真面目に「まだ食べてないカレーある?」と聞いてくれるアレックスさん。うん、今夜もまた満腹になること間違いなし。

そして運ばれてきたのは、ゲーン・マルム(モリンガのカレー)、ゲーン・リエン(野菜たっぷりカレー)に加え、ブロッコリーと海老の炒め物、パッド・ウンセン(春雨炒め)、カイトゥン(茶碗蒸し)、フエダイの丸揚げと、おかずもしっかりチョイス。ゲーン・リエンは、「あっさりしてるからダイエットにもOKね!」ということで確かに野菜たっぷりのスープのような感じでおいしかったけど、もうこれだけ食べたら正直意味ないです。でもカレー1種類で20バーツ(50円ほど)、おかずもひとつ20バーツという日本では考えられないお値段はすばらしい!

☆ゲーン・マルム(モリンガのカレー)[แกงมะรุม]

数千年前の昔からインドをはじめ、東南アジア、アフリカなど熱帯、亜熱帯地域の国々で葉、さや、豆などが食用にされている植物であるマルム(モリンガ)。ビタミンA、C、カルシウムがたいへん豊富でかつ低カロリーの植物なので美容にいいですね! 冬場に実がなることが多く、タイでは11月〜2月ごろが旬。カレーには加えてエビ、なまず、雷魚などが具になります。モリンガそのものは甘味があるものですが、固い皮は食べられないのでその都度カスを捨てないといけないのがちょっと面倒。

☆ゲーン・リエン(野菜カレー)[แกงเลียง]

胡椒、レモン、バジルを主なスパイスとする野菜カレー。柔らかくて甘味のあるヘチマをはじめ、ベビーコーンやカボチャ、バナナの花など各種の野菜をたくさんつかい、エビや焼き魚が入ります。一見辛そうには見えませんが、胡椒がかなり効いていて唐辛子のカレーとはちょっと違った感じ。タイでは母乳がよく出ると言って、昔から出産後の女性がよく食べるものだそうですよ。

ナイトマーケットと本日最後の計量。

September 7[Tue], 2010 20:00

食後の運動に、ナイトマーケットへ行ってみました。女子にとって、買い物はやっぱりタイ旅行の醍醐味! あっちをフラフラ、こっちをフラフラ……とにかく一軒一軒見て回る女子大生チーム。気づいたらアクセサリーやらソープカーピングやらをけっこうお買い上げ。さて、そろそろ宿のバーン・カーンムンに帰りましょうか。

本日のお宿はビーチのすぐ裏手にあるバーン・カーン・ムン。もちろん計量のお時間です。記録発表!

基準値から:アキコさん+0.1kg(−0.6kg)。エリカさん+0.8kg(−0.3kg)。
*()内は前回計量時からの増減です。

あんなに食べてたのに痩せてます! やっぱり適度な運動とバランスの良い食事が大切なのでしょうか(量はともかく)。アキコさんは体重計に乗りながら「飽きるほどカレーを食べたいま、タイの果物と野菜がとってもおいしいことに気づきました!」というコメントを残してくれました。