仏教国であるタイにはたくさんの寺院があり、地元の人の参拝はもちろん、有名どころは観光スポットとしても国内外問わず多くの人々が訪れます。今回は首都圏から離れた地方にある、まだあまり知られていない、わざわざ足を運ぶ価値大な「絶景をのぞむ」寺院を９つご紹介します。
1. ワット・プラタート・ドイワオ＠チェンライ
仏歴296年、当時のオンワオ王により仏舎利を納めるため建立されたチェンライ有数の寺院。麓にある華やかなラーンナー王朝様式の本堂から300メートルほど階段を上った先には、黄金色のパゴダと白い塔があり、展望台の眼下にはメーサイ市街地と隣国ミャンマーの街並みが広がります。大きなサソリ像も人気の撮影スポットです。
2.ワット・プラプッタバート・スッターワート＠ランパーン
ワット・プラプッタバート・スッターワート（旧ワットチャルームプラキアト）はランパーン県のプーヤックという山の頂にそびえる寺院。2004年にラーマ4世の生誕200年を記念し現在のお寺が建てられ、地上の本堂・山腹の寺院・天空の寺院の3カ所に分散しています。断崖絶壁にチェディが点在する様は『天空の寺院』とも呼ばれ、国内外問わず多くの参拝客が訪れます。
3. ワット・プラプッタバート・プラタート・インカウェーン＠ランプーン
ランプーンのタムヒン山の山頂にある寺院。かつて村人が見つけた2つの岩は、今にも倒れそうになっているにも関わらず、いくら押してもまるで動く気配を見せなかったと伝えられています。その後、現在の寺院のランドマークである黄金のパゴダが岩の上に建てられました。その一帯には、黄金の像や仏足跡が点在し、山々に囲まれた自然も広がります。
４.ワット・プラタート・カオノーイ＠ナーン
麓から約303の階段を上った標高約240mのカオノーイ山の上に建ち、ナーン県のランドマークにもなっています。街を見守る約9メートルの黄金の仏像がそびえる広場からはナーン市街を一望。夕暮れや明け方には仏像とのフォトジェニックなショットも撮ることができます。
５.ワット・パー・ターク・スア＠ノーンカーイ
ノーンカーイ県の山頂に位置する、メコン川沿いの観光名所としても知られる寺院。人気のポイントは、境内に設置される崖からU字形に張り出したスカイウォーク。雄大なメコン川、対岸のラオスまでをも一望でき、また、足元がガラス張りになっているためちょっとしたスリルを味わうこともできます。その他、本堂の色鮮やかな天井画もお見逃しなく。
６.ワット・プラタート・パーソーンケーオ＠ペチャブーン
マトリョーシカのように連なる5体の菩薩像が圧巻の、タイ北部・ペチャブーン県に建つ寺院。その昔、空を飛んできたガラスの球体が山の頂にある洞窟に消えたのを目撃し、地元民が神聖な出来事と捉え、「ガラスが隠れた仏の場所」と呼び、この地に仏塔を建立したという説も。仏塔や壁、廊下は宝石や粉砕された陶器の装飾が施され、他の寺院では見られないアートな造りも見どころです。
7.プラ・マハタート・チェディ・パックディー・プラカート＠プラチュアップキリカン
王室ゆかりのリゾート地・ホアヒンビーチから続く海沿いに佇む、ブルーの海に囲まれた美しい寺院。王室への敬意を示し建てられた寺院で、9つの仏塔は「ラーマ9世（プミポン前国王）の寺院」という意味を含んでいます。丘の上に立ち、海からの風も心地よく感じられます。また、寺内には仏教寺院では珍しいステンドグラスの仏画も配されます。
8. タムスア寺＠クラビ
1970年頃まで虎がいたことから「タイガーケーブ（虎の洞窟）」とも呼ばれるクラビ最大の寺院。虎が見られない現在は、敷地内の至る所に虎の銅像などが配されます。最大の見所は1237段もの急な階段を登った山頂。鎮座する大小黄金色の仏像や仏塔とともに、展望台から一望する大自然と街並みの絶景は、階段を登りきった人だけが目にすることができます。その達成感もひとしお。
9.ビッグブッダ＠サムイ島
島の北側、海岸から突き出た小さな出島に建立された、サムイ島内でも有数の観光名所。高さ12メートルもの黄金に輝くビッグ・ブッダは、飛行機の窓からも姿を見られるほどの大きさで、近くで見上げるとその存在感に圧倒されます。夜には下からライトアップされ、黄金色が一層際立ちます。また、潮風が心地よく届く寺院の回廊から望むビーチや隣のパンガン島まで見渡すパノラマシービューも絶景です。
以上、おすすめ9つの寺院をご紹介しました。気になるスポットは見つかりましたか？少々アクセスが難しい所もありますが、わざわざ行くからこそ価値がある。「こんなタイ知らなかった」に出会えること間違いなしです！ぜひタイ旅のプランに加えてみてくださいね。
