アユタヤのチャオプラヤー川のほとりにあるバンサイ民芸文化村を会場に、タイのほかインドやフィリピンなど周辺国も参加して行われる国際ボート・レース。スワンボートはタイの伝統的なロングテールボートのことで、22人乗り・30人乗り・55人乗りの3つのカテゴリーで「王妃杯」「首相杯」などが競われます。開催される9月頃は、人々が農作業からしばらく解放され、また僧侶がその厳しい修行期間を終えるオーク・パンサー（出安居・であんご）の時期。かつては川沿いにある全国各地の村で、このようにロングテールボートでレースを行って新しい季節を祝う習慣があり、この催しはその伝統を復活させたものです。会場ではさまざまな催しが行われるほか、レース後は遺跡のライトアップも。

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