「メコン川のへそ」とは川の一番深いところのことで、ワット・アホンシラワットという寺院を通って流れる川の最も深いところがそこにあたると言われています。古くから、川の最も深い地帯の下には、ラオスに至るまでナーガの棲みかとして知られる巨大な洞窟があったと信じられています。冥界のナーガは、仏教徒の斎戒期間の終わりに洞窟に集まり、バンファイを発射して仏陀が天国(サンスクリット語で“タヴァティムサ”)から降臨したことを祝います。ここから「バンファイ・パヤナーク」の現象が始まったといわれ、この辺りでこの現象を目にすることができるということでこの地が知られるようになりました。
ナーガを崇拝する有名な占い師モーラックレカニテー(Mho Luck Rekanithet)は、「バンファイ・パヤナーク」で偉大なるナーガに祈りを捧げる作法について次のように指示しています。仏教徒の斎戒期間が終わりを告げる夜にお守りに月明かりをあて、カンタパリット(サンスクリット語)の祈りを詠唱し、願い事をして功徳を積みます。そして、翌朝自身の繁栄と幸運を引き寄せるため、托鉢にいくとよいとされています。
基本情報
名称 | メコン川のへそ |
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名称(英) | The Navel of the Mekong River |
住所 | Tambon Ho Kham, Amphoe Mueang Bueng Kan, Bueng Kan 38000 |
アクセス | バンコクからウドーンターニーまで飛行機で約1時間、ウドーンターニーからブンカーンまでは車で約2.5時間 |
電話 | 042-492-471 |
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