美しく荘厳な寺院の数々が点在するプラナコーン地区は、ラタナコーシン島を含むバンコクの中心となるエリアです。ひとたび路地へ足を踏み入れれば昔ながらの静かで素朴な庶民の生活が広がります。
このページでは、朝食や休憩にぜひ立ち寄りたいカフェや観光スポットと共に、プラナコーン地区の「MRTサムヨート駅」から「民主記念塔」までのお散歩ルートをご紹介します。
地図
バンコクの街歩きガイド「ウォーキング・バンコク バンコク15の今昔お散歩ルートマップ」のp29~p34にてこのエリアの詳しい情報をご確認頂けます。
MRTサムヨート駅
MRTフアランポーン駅から電車で2駅のMRTサムヨート駅はバンコクのインド人街に近く、生地の販売で有名なパフラット市場や、日用品から個性的な雑貨、アクセサリーなどのお店が並ぶサンペン市場、そして、ザ・オールド・サイアム・プラザなどのローカル感溢れるショッピングモールへのアクセスに便利な駅。
駅の建物は緑色が目を引くシノ・ポルトガル風の建築様式で、構内には、タイの歴史を紹介する写真が飾られています。
オーン・ロック・ユン
サムヨート駅からチャルンクルン通りを歩いて西へ3分ほど進んだところにある、80年以上前から朝食メニューを提供し続けているカフェ「オーン・ロック・ユン(On Lok Yun)」へ。
スクランブルエッグや目玉焼き+ソーセージ、ベーコン、ハム、チアン(タイの甘いソーセージ)のセットや、柔らかい食パンのトーストとサンカヤー(タイのカスタード)のセットの他、トーストやサンドイッチ、ドリンクメニューが豊富に揃います。2022年2月現在は、テイクアウトとデリバリーのみの対応となっています。
- オーン・ロック・ユン
サオ・チンチャー
サムヨート駅やカフェからは、ティートーン通りやシリポン通りなどを歩いて北へ約10分ほどのところにある巨大なブランコ「サオ・チンチャー」へ。サオ・チンチャーはビッグ・スイングとしても知られる、ワット・スタットの目の前にある高さ21.15メートルの巨大な赤い鳥居です。
現在もバンコクの中心となっているこのエリアに、ラーマ1世の時代に建設されました。このブランコを用いた宗教儀式が廃止された後もブランコ自体は現在も姿形を残しています。なお、現在のものは2007年9月に再建されたものです。
ワット・スタット
サオ・チンチャーの前に佇む、美しい壁画と繊細な木彫りの扉で有名な寺院「ワット・スタット」へ。
19世紀の初めラーマ1世の時代に建立されたこの寺院内の礼拝堂には黄金に輝く仏像が立ち並び、スコータイ時代に納められたタイ最大の青銅の仏像も安置されています。
ミント・ルーフトップ・スローバー
ワット・スタットからディンソー通りを北へ進み、民主記念塔へ向かう途中にある、バンコクの寺院の美しい仏塔や精舎を望むルーフトップ・カフェへ。「ミント・ルーフトップ・スローバー(MYND Rooftop Slow Bar)」があるのは、ディンソー通りから一本奥の通り沿いに建つ建物の4階部分。
カフェからは、バンコクの独創的な寺院として知られる「ワット・ラチャナダラム」の37本の尖塔を持つ精舎と、アユタヤ王朝時代から存在する歴史ある寺院「ワット・サケット」の黄金の仏塔が見えます。
民主記念塔
カフェからソイ(路地)を北へ進んで目的地の民主記念塔へ。ラチャダムヌンクラン通りとディンソー通りが交差するところに位置する民主記念塔は、シャム王国時代の絶対王政から立憲君主制に導いた1932年のシャム・クーデターを記念して1939年に建設されました。
地図
バンコクの街歩きガイド「ウォーキング・バンコク バンコク15の今昔お散歩ルートマップ」のp29~p34にてこのエリアの詳しい情報をご確認頂けます。