「暁の寺」という意味の「ワット・アルン」(正式名称:ワット・アルン・ラーチャワララーム)は、バンコクのバンコクヤイ川地区トンブリー西岸にある仏教寺院。建立は、アユタヤ時代に遡ります。寺院の名前はヒンドゥー教の神アルナに由来し、その名から夜明けの象徴とされています。タイで最も有名なランドマークのひとつで、朝日が昇る朝一番の光が寺院に反射し、真珠のような虹色の輝きを放ちます。
寺院は少なくとも17世紀から存在していましたが、その特徴的なプラ・プラーン(堂塔) は、ラーマ 2 世の治世中の19世紀初頭に建てられました。タークシン大王の治世にトンブリーへの首都移転を計画中に川を進行していたところオリーブ寺の前に到着したため、以前は”オリーブ寺”として知られていましたが、ラーマ1世の即位までワット・チェンと改名されました。しかし、ラーマ1世は完成前に亡くなったため、ラーマ2世がその後修復を完了させ、寺院名を「ワット・アルン・ラーチャワララーム」としました。現在は、「ワット・アルン」の名で親しまれています。
トンブリー王朝からチャクリー王朝となってからは、「ワット・プラ・ケオ」(エメラルド寺院)にエメラルド仏が移されました。大仏塔の右にある本堂はラーマ2世の建立で、台座にはトンブリー王の遺灰が納められています。
また、三島由紀夫の小説「暁の寺」に描かれた寺院であることから、日本人にも馴染み深い名所です。
※2013年9月から再び大規模な改修工事を行い、2017年8月に完了しています。
基本情報
名称 | ワット・アルン (暁の寺) ※正式名称 : ワット・アルン・ラーチャワララーム |
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名称(英) | Wat Arun Ratchawararam (Phraprang Wat Arun Ratchawararam Ratchawora Mahawi) |
URL | https://www.watarun1.com/en |
営業時間 | 08:00~17:30 |
料金 | 200バーツ |
住所 | 34 Arunamarin Rd., Wat Arun, BangkokYai, Bangkok 10600 |
アクセス | エクスプレスボートでワット・アルン船着場へ。向かいのターティアン船着場(ワット・ポー側)から渡し船を利用してのアクセスも可能。 |
電話 | 02-891-2185 (Wat Arun Central Office) |
備考 | https://www.tourismthailand.org/Attraction/phraprang-wat-arun-ratchawararam-ratchawora-mahawi |
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