「ワット・カオ・トゥリアン」は、ナコーンナーヨック県の市街地から約5km離れたカオ・トゥリアン村にあります。この寺院の高僧、シティキリラックがナコーンナーヨック県の仏教徒たちが仏教を学ぶ唯一の場所としてこの寺院を建立しました。この寺院はかつてモン族によって建てられ、その後ラタナコーシン時代初期に移住したラオスのビエンチャンからの移民によって修復されました。
発見された資料によると、1787年の建立当時は隣接する山岳地帯の頂上にあったことから「ワット・フアカオ」(フア=頭、カオ=山)と呼ばれていて、現在に至るまで230年以上に及ぶ歴史があります。この山々は、カオ・トゥリアン、カオ・ファラミー、カオ・テンと連なっていて、村の人々は山の頂上に野生のドリアン(トゥリアン)の木が茂っているのを見つけました。そのことから、寺院の名前を「ワット・カオ・トゥリアン」に変更しました。
かつてルアンポー・プイがこの寺院の高僧であった時、山頂にあるドリアンの木を加工して、僧侶たちが雨期に籠って修行するための宿坊を建設しました。そして、伐採したドリアンの木に代わって、将来価値が出ると考えたチークの木を植えました。その後、寺院の建物の色をピンク色に塗装し、お手洗いの前に花壇を造設。2009年には、「Happy Toilet Award 2009」を受賞しました。撮影が楽しめるフォトジェニックなお手洗いがあることでも知られています。
敷地内には、リラックスできる健康コーナーもあり、参拝者はココナッツの殻が並べられたエリアを歩いて足つぼを刺激するフットマッサージも体験できます。
基本情報
名称 | ワット・カオ・トゥリアン |
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名称(英) | Wat Kao Durian |
URL | https://ww2.nakhonnayok.go.th/travel/detail/66 |
営業時間 | 08:00~18:00 |
住所 | Khao Phra, Mueang Nakhon Nayok District, Nakhon Nayok 26000 |
アクセス | バンコクからナコーンナーヨックまで約100km、ナコーンナーヨックの市街地から寺院までは約5km |
電話 | 089-644-3626 |
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