パヤオ県チェンカム地方に多く住むタイヤイ(ビルマ)族の人々にとって拠りどころとなる寺院。創建年代は不詳です。寺院の名前の由来は「ヤーカー」(チガヤ)と呼ばれる茅の一種で葺かれた屋根からワット・チョンカーと呼ばれていました。長年の腐朽により建物が著しく傷んできたため、1925年に地元で最も裕福な人物であるナンター・ウォンアナン氏の寄付により修復作業を開始しました。10年にもおよぶ本堂の修復工事が完全に終了した後、寺院の名前は「ワット・ナンターラーム」に変わりました。
仏堂の窓や回廊、屋根の一部には美しい透かし彫りが施されています。現在の本堂に祀られている幅約13m、高さ約0.5mのご本尊は、金箔が施されたチーク材の坐像で、ビルマ様式のもの。本堂の西には指定文化財のチェンセーン王朝の仏像が安置されている仏堂や八角形の仏塔(チェディ)など、ビルマ様式の仏教建築が数多くあります。
また、寺院の中には博物館が設置されており、古代の道具や紙幣、経の説法が描かれた古い絵などが展示されています。
基本情報
名称 | ワット・ナンターラーム |
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名称(英) | Wat Nantaram |
URL | https://www.facebook.com/wat.nantaram/?rf=231915127576603 |
営業時間 | 08:00~18:00 |
住所 | 1 Moo13, Yuan, Chiang Kham, Phayao |
アクセス | パヤオバスターミナルから北東に車で約1時間半、国道1148号線沿いにあります。 |
備考 | https://www.tourismthailand.org/Articles/10-things-to-do-in-phayao |
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