チェンマイ市内のパーデート地区にある「ワット・パーデート」は、元々はワット・ドーンケーオの名で1802 年頃に建立。本堂内にあるタイヤイ族の画家によって描かれた仏陀やさまざまなジャータカ(仏教でいう前世の物語)の壁画は、1857年頃に完成したと伝わっています。その後、1932 年に修復され「ワット・パーデート」となり、その後も継続的に修復作業が行われ、当時の高僧であったプラ・クルー・パラパユンサック・ティーラタンモンにより大切に守られてきました。
寺院内の建物はすべてラーンナー様式で建てられており、鳥を模した棟飾りのチョーファー、葉っぱのような形のバイラカー、白鳥の尻尾をイメージしたハーンホンと呼ばれる繊細で美しい金色の漆喰模様が施されています。切妻も、漆喰と金色の植物模様で装飾されていて、寺院の入口の上部もまばゆい金色の漆喰のデザインが施されています。
本堂には、ラーンナー様式の仏像が安置されていて、中には、タイ北部の方言で”クー”と呼ばれる黄金の建物が2つあり、壁画には北部で重要とされている仏像が描かれています。本堂の裏にある仏塔は、正方形の基部と瞑想の姿勢をとった仏像を四方に納めたアーチがあります。塔の台座には8つの小さな塔も飾られて、7段の金の鐘の形をしています。
ガネーシャが納められたウィハーン(仏堂)は本堂の南に位置し、内装は全て赤く塗装されています。ガネーシャ像は、4つの手を持ち黒みを帯びた青銅の金属で造られています。ガネーシャ像は、金剛杵、縄、象牙とお菓子を入れる器を持っています。ガネーシャの東側にある2階建ての“ホートライ”(Ho Trai=重要な経典を納める経蔵)は、破風にステンドグラスで装飾された木目調の模様が施されています。 2階には木製のバルコニーが付いていますが、現在バルコニーは見学することができません。
基本情報
名称 | ワット・パーデート |
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名称(英) | Wat Pa Daet |
URL | https://x.gd/7jnlV |
営業時間 | 08:30~17:00 |
住所 | 99 Moo 4 Chiang Mai-Hod Road, Mae Chaem, Chiang Mai 50100 |
アクセス | チェンマイ中心部から車で約15~20分 |
電話 | 054-410-705 |
備考 | Facebook : https://x.gd/r8MNu |
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