プートークとは、タイ東北地方(イサーン)の方言で「孤立した山」を意味します。ナーサベーン集落(Tambon Na Sabaeng)、カムケーン村(Ban Kham Khaen)にあるこの砂岩の山プートークは、大きなプートーク・ヤイと小さなプートーク・ノイの2つのから構成されています。
昔この地域は、森林に覆われ多くの野生動物の生息地でした。あまりに静かな環境なことから、僧侶のチュアン・クンラチェートー氏(Phra Achan Chuan Kunlachettho)は、この地を瞑想の場として建立しました。プートーク・ノイは、別名ワット・チェーティヤー・キーリーウィハーン(Wat Chetiya Khiri Wihan)とも呼ばれています。
プートーク・ノイは、メコン川によって浸食されその砂岩が削り取られることで、地上から高さ140メートルの卓状台地(侵食によって形成されたテーブル状の台地)となっています。横幅の長さは約0.5 kmで、側面は急勾配です。砂岩が風化し、砂岩層にはまるで枕を重ねたような多角形の亀裂があります。プートーク・ノイの頂上まで歩くことは、白亜紀後期から現在に至るまでを歩くのと同じぐらいの長い歴史を意味します。訪問者は、地質構造から、堆積、構造、風化、侵食の歴史に思いを馳せることができます。
寺院へは、砂岩を囲む木製の橋を登って歩いていきます。この橋もまた、僧侶や信仰する村人によって建てられました。建設は1969年に始まり、完成まで5年かかりました。プートーク山頂へ続く階段は、悟りの世界へと導かれる「徳の道」を象徴しています。
山頂への階段は7つの階層に分かれており、ハイライトはプートーク・ノイの5階層目にある小さなお寺と洞窟です。
山全体がお寺です。訪れる際は露出の少ない服装を心がけてください。
基本情報
名称 | ワット・プートック |
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名称(英) | Wat Phu Thok ภูทอกวัดเจติยาคีรีวิหาร |
URL | https://www.tourismthailand.org/Articles/10-things-to-do-in-bueng-kan |
料金 | 無料 |
住所 | Na Saeng, Si Wilai District, Bueng Kan |
アクセス | ブンカーン市内から車で約50分 |
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