ラーマ3世記念像の裏手にあるこの寺院は、1846年にラーマ3世がソーマナット王女(1834-1852;ラーマ3世の8番目の息子から生まれた孫、のちにラーマ4世の正室となる)のために建立されました。寺院名にある「ラチャ」は王、「ナダ(ナッダー)」は孫、「ラム(アラーム)」は寺院を意味し、バンコクで最も独創的な寺院とされています。
ピラミッド型のピンクの金属状の尖塔は、釈迦が生きた時代のインドと紀元前3世紀のスリランカに建立された「ローハ・プラサート」(「真鍮の精舎」の意)にちなんで、19世紀にシャム風の建築設計に合わせて建立されたため、スリランカの影響を受けています。ラーマ3世が、原始仏教に対して深い関心を寄せられていたことが窺えます。37本の尖塔を持つ全長36mのこのローハ・プラサートは、世界で現存する唯一の金属製の精舎(礼拝堂)だといわれています。6年前に金箔に張り替えたため、現在は金色となっています。中央塔には仏舎利が納められており、その周囲の37本の尖塔は、「三十七道品」(仏教において悟りに至るための三十七の修行法のこと)を表現しています。中央塔内にある67段の階段を登って最上階から周辺の景色を見ることができます。
基本情報
名称 | ワット・ラチャナダラム |
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名称(英) | Wat Ratchanatdaram |
営業時間 | 09:00〜17:00 無休 |
住所 | Thanon Maha Chai Bowon Niwet Phra Nakhon Bangkok |
電話 | 02-224-8807 |
備考 | タイ語表記:วัดราชนัดดารามวรวิหาร (ワット・ラチャナダラム・ウォラウィハーン) |
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