
「ワット・タンミカラート」は、アユタヤ王朝の建国前に建てられたといわれているマハニカイの王宮寺院。かつては、ワット・ムッカラートと呼ばれていました。当時の統治者がサイナムプン王だった時代に建立されました。サイナムプン王がワット・パナンチューンの建設を命じた時、息子のタンミカラート王は、アユタヤ王朝以前にサンクラブリーとして知られていた旧市街地に寺院を建設するよう命じました。それ以来、「ワット・タンミカラート」は修復を繰り返し保存されています。
1610年、アユタヤ王朝時代の8番目の王、ソムデット・プラ・ボロンマ・トライローカナートはこの場所を修復し、仏教の安息日に説法を聞くために建てられた9つの部屋がある大きなウィハーン(本堂)”ハーン・ソン・ダンマ”を建てました。ウィハーンには、ウートン時代に遡る青銅の仏頭が納められていました。頭部は美術局によって取り出され、現在はチャオサムプラヤー国立博物館に保管されています。
また、ソムデット・プラ・ボロンマ・トライローカナートの妻であった王妃が娘である王女の病気平癒を願い、祈りを捧げるために建立を命じた涅槃像のウィハーンもあります。涅槃仏は、長さ約12mで北を向いていて、つま先には金箔と鏡が施されています。ウィハーンは、主要な仏塔の北側にあり、チェディ(仏塔)は鐘の形をし、モルタルで作られた52体のシンハー像で囲まれた八角形の基部を特徴としています。この特徴は、タイでよく見られる象の像で囲まれたほかのチェディの基部とは異なります。遺跡内のウボソット(布薩堂)には、マーラを鎮めた真っ白な仏陀の像が納められています。仏像は、ラッタナコーシン時代初期に建てられたと推定されています。建築様式は、中国とクメールの芸術と文化の影響を受けています。
基本情報
名称 | ワット・タンミカラート |
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名称(英) | Wat Thammikarat |
URL | https://www.tourismthailand.org/Attraction/wat-thammikarat |
営業時間 | 08:30~16:30 |
料金 | 20バーツ |
住所 | Tha Wasukri Phra Nakhon Si Ayutthaya Phra Nakhon Si Ayutthaya 13000 |
アクセス | バンコク市内からアユタヤまで車で約1時間半~2時間。アユタヤ遺跡群のウートン通りにあります。 |
電話 | 035-328-555 |
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