サイリービーチの沖合、ナンユアン島南に位置する隠れ根。広い範囲に岩が点在しており、砂地のチャネルを挟んで北部をホワイトロック、南部をブラックロックと呼ぶこともある。平均水深8mのリーフの棚から外へと落ち込み始め、15～20mから砂地が広がる。浅場のリーフはさまざまな種類のサンゴが入り混じり美しい。その上に、他の海では珍しいマルマツカサやタマガシラの仲間が群れているようすは、タオ島ならではの不思議な光景だ。コガネアジやさらに大きなホシカイワリが中層に群れるユメウメイロなどを追いかけ、リーフ上に逃げて来る魚で水底が埋め尽くされることも。岩場の隙間を覗くとアオマダラエイ、ゴルゴニアンシュリンプが砂地のヤギで見られることもある。

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