北部の地理的表示(GI)製品

GI North
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GIとは「Geographical Indication」の略で「地理的表示」を意味します。タイ知的財産局(Department of Intellectual Property:DIP)は、農業と経済の発展、また、コミュニティ活性のために、地理的表示(GI)制度を促進および保護しています。タイ全国の名産や特産など、その土地で育まれた地域ブランドを保護することで、付加価値が付きタイ国内の農業の競争力も高まります。

北部のGI製品マップ

 

カンペーンペット県

カンペーンペット・バナナ

クルアイカイ・カンペーンペットは、カンペーンペット県で栽培される地元品種のバナナです。香り高く、味も濃くて甘く、サイズは小さいものから中サイズのものまであります。皮は熟すと黄色くなり皮の表面に黒い斑点が現れます。

カンペーンペット県の土壌は豊かで、ケイ酸塩鉱物のグループの一種の雲母類などが多く含まれています。種苗を土地に合ったものに選択すれば、気候に恵まれた土地であるためバナナの栽培に最適です。そのため、カンペーンペット県産のクルアイカイは他県のものより美味しいと言われており、カンペーンペットは別名クルアイカイの町と呼ばれています。

県名 カンペーンペット
品目 バナナ
名称 クルアイカイ・カンペーンペット(カンペーンペット・バナナ)
Kluay Kai Kamphaeng Phet(Kamphaeng Phet Banana)
登録番号 GI60100100
登録日 2016年9月30日

チェンライ県

チェンライ・プーレー・パイナップル

プーレー種は小型で皮が固い品種ですが熟すと歯応えがあり、濃厚な甘さが特徴です。水はけのよい土壌で栽培されるため、根は枯れることがありません。

もともとプーケットで生産されている品種でしたが、チェンライ県のナンレー郡で栽培してみたところ、とてもおいしいものができたため、その後プーケットの「プー」とナンレーの「レー」をミックスして「プーレー」と名づけられました。

県名 チェンライ
品目 パイナップル
名称 サッパロット・プーレー・チェンライ(チェンライ・プーレー・パイナップル)
Sab Pa Rod Phu Lae Chiang Rai(Chiang Rai Phulae Pineapple)
登録番号 GI49100012
登録日 2005年11月8日

ナンレー・パイナップル

ナンレー・パイナップルはチェンライ県ナンレー郡で栽培され、丸く小型で皮が薄い品種です。果肉は甘酸っぱく果汁もたっぷりで、はちみつのような香りがあります。

チェンライ県ナンレー郡は水はけのよい小高い傾斜地の肥沃な土地で育つため品質の良いナンレー・パイナップルを生産するのに適した環境です。

県名 チェンライ
品目 パイナップル
名称 サッパロット・ナンレー(ナンレー・パイナップル)
Sab Pa Rod Nang Lae(Nanglae Pineapple)
登録番号 GI49100012
登録日 2005年11月8日

ドイトゥン・コーヒー

ドイトゥン・コーヒーはアラビカ種で、チェンライ県のタイ・ミャンマー・ラオスの国境をまたぐ山岳地帯で栽培されています。「ドイトゥン・プロジェクト」としても知られています。

地元の生産者は、豆選びから収穫するまでコーヒー作りのすべての過程を徹底しており、害虫予防、土壌改良を維持し、できた豆は手作業で丁寧に収穫。その後豆を洗い、乾燥、天日干し、外皮を取って焙煎し、色々な品種のドイトゥン・コーヒーが出来あがります。独特で素晴らしい風味豊かなコーヒーが生み出されます。

県名 チェンライ
品目 コーヒー
名称 カフェ・ドイトゥン(ドイトゥン・コーヒー)
Kafae Doi Tung(Doi Tung Coffee)
登録番号 GI49100005
登録日 2005年8月15日

ドイチャン・コーヒー

ドイチャン・コーヒーはタイのチェンライ県の山岳にあるドイチャン村で、丁寧に育てられたアラビカ種コーヒーです。生育した豆を手作業で丁寧に収穫し、その後豆を洗い、天日干し、外皮を取って焙煎しドイチャン・コーヒーが出来あがります。

県名 チェンライ
品目 コーヒー
名称 カフェ・ドイチャン(ドイチャン・コーヒー)
Kafae Doi Chaang(Doi Chaang Coffee)
登録番号 GI50100018
登録日 2006年7月28日

チェンライ・ティー

チェンライ茶は、チェンライ県内で栽培される品種「中国種」と「アッサム種」の2種があり、栽培と加工に適した品種・製造により誕生した緑茶とウーロン茶です。茶葉の種類は茎茶(くきちゃ)と芽茶と 粉茶があり、タイ保健省から自然な色、香り、味が優れているとして評価されました。
高原地帯にあるチェンライ県は、昼夜の気温差が非常に激しいのが特徴です。土壌は水はけがよく、通気性もあるのでお茶づくりに適した地域です。

県名 チェンライ
品目
名称 チャー・チェンライ(チェンライ・ティー)
Cha Chiang Rai(Chiang Rai Tea)
登録番号 GI58100074
登録日 2010年9月3日

チェンライ・キヤーウ・ングーもち米

チェンライ・キヤーウ・ングーもち米は、キヤーウ・ ングーもち米品種8974号として知られています。もち米は雨期に育つ品種で、チェンライ県メーサイ郡、チエンセーン郡、メーチャン郡およびパーン郡でも栽培されています。

米の形状は小さくて細長く、不透明な白色で、炊くとしっかりとした甘みとツヤがあり、粘りが強くて香りも高く一粒一粒がもっちりとした食感です。

チェンライ県の中心部は、標高300~600mの低地です。気候は冬に乾燥し、雨期 に入ると一般的な降水量があります。土壌は、砂質ロームや砂利混じりの粘土質のロームで、含有されるミネラル分が豊富。そういった恵まれた環境から、高品質のチェンライ・キヤーウ・ングーもち米が栽培できます。

県名 チェンライ
品目 もち米
名称 カオニャオ・キヤーウ・ングー・チェンライ(チェンライ・キヤーウ・ングー・スティッキーライス)
Khao Niew Khiaw Ngoo Chiang Rai(Chiang Rai Khiaw Ngoo Sticky Rice)
登録番号 GI62100126
登録日 2019年6月6日

チェンマイ県

ボーサーン・アンブレラ


チェンマイ県の郊外、サンカムペーン郡とドイサケット郡では、竹と紙で作るチェンマイ特産「ボーサーン 傘」が生産されています。タイ北部の伝統的な花や鳥、蝶などをダイナミックに描いた傘は、晴雨兼用で使えるタイのアート感あふれる傘です。

傘の名産地であるこの村のモノづくりの歴史は200年にも渡ると言われており、当時サンカムペーン寺院の僧侶インター氏がタイとミャンマー国境近くを巡る出家修行中、地元ミャンマー人から僧侶向けの大型の傘をもらいました。その傘が晴雨兼用で丈夫だったので、作り方を学び地元のサンカムペーン郡の人々に教えました。現在でも、昔ながらの伝統的技術・技法を受け継いで、紙すきから模様塗りまで一つ一つ手づくりで傘を作り、チェンマイ県を代表する伝統工芸品として人気があります。

県名 チェンマイ
品目 工芸品
名称 ロム・ボーサーン(ボーサーン・アンブレラ)
Rom Bor Sang(Bor Sang Umbrella)
登録番号 GI52100028
登録日 2019年6月1日

メーチェム・ティーン・ジョック刺繍織り

タイ北部チェンマイ県南部の山岳地帯にあるメーチェム郡は、綿や絹を使った織物の名産地です。ティーン・ジョック刺繍織りは、地元に伝わる伝統知識を活かした細かい刺繍織りが特徴的です。

昔は金糸、銀糸で織られた豪華なティーン・ジョック刺繍織りをチェンマイの王様に献上されていて、身分の高い人しか持つことができない代物でした。この地域では、昔から代々引き継がれている伝統的な作り方を今でも守り続けています。

県名 チェンマイ
品目 工芸品
名称 パー・ティーン・ジョック・メーチェム(メーチェム・ティーン・ジョック・ファブリック)
Pa Teen Jok Mae Jaem(Mae Jaem Teen Jok Fabric)
登録番号 GI50100015
登録日 2005年8月4日

テープサデット・コーヒー

テープサデット・コーヒーは独特の甘い香りを持つアラビカ種で、チェンマイ県ドーイサケット郡テープサデット地区の標高約1,100~1,600mの高地で栽培されています。

テープサデット・コーヒーは、茶畑と森が共存する土地で栽培されています。豊かな自然環境に包まれたテープサデット地区はコーヒーの花が咲く時期、ミツバチたちがコーヒーの花蜜や花粉を集めてせっせと花粉を運びます。そのため、コーヒーには甘い香りとまろやかなコクが生まれます。

県名 チェンマイ
品目 コーヒー
名称 カフェ・テープサデット(テープサデット・コーヒー)
Kafae Thep Sadej(Thep Sadej Coffee)
登録番号 GI60100091
登録日 2015年3月9日

チェンマイ・セラドン

タイ北部チェンマイ県サンカムペーン郡を代表する焼物「セラドン焼き」は、黒土や草木からできた釉薬(うわぐすり)をかけて、高温で焼き上げて作られる天然色の陶磁器です。落ち着いた薄緑と青の色味と表面のひび割れが特徴的です。他にクリーム色や赤色などもあります。シックな緑と青の色味のセラドン焼きが一番人気です。

タイの陶磁器を代表する高級青磁のセラドン焼きは、タイ北部でラーンナー王国から始まり、現在もチェンマイには多くのセラドン焼き工場があり、海外にも輸出してます。

県名 チェンマイ
品目 陶磁器
名称 セラドン・チェンマイ(チェンマイ・セラドン)
Si La Don Chiang Mai(Chiang Mai Celadon)
登録番号 GI52100030
登録日 2007年8月31日

ナコーンサワン県

バーンモーン・ポッタリー

モーン族村の陶器は、素焼きの土器で普段使いのものから鑑賞用のものまであります。焼くと粘土に含まれる鉄分が酸素と反応し酸化鉄ができるため、赤みがかった色になり、硬く丈夫になります。伝統的な製法で作られたこの素焼陶器は、ナコーンサワン県ムアンナコーンサワン郡タムボン・バーンケーンで最初に作られました。

タムボン・バーンケーンのモーン族村に住んでいるモーン族は、もともとバンコクに隣接するノンタブリー県にあるクレット島のモーン族が移り住んだと言われています。200年前から先祖代々に伝わる陶器で生計を立ててきました。陶磁器に最適な白い粘土がタムボン・バーンケーンから採れるため、現在も生産されています。

県名 ナコーンサワン
品目 工芸品
名称 クルアン・パン・ディン・パオ・バーンモーン(バーンモーン・ポッタリー)
Krueng Pan Din Pao Ban Mon(Ban Mon Pottery)
登録番号 GI61100114
登録日 2017年2月6日

ナーン県

ナーン・ゴールデン・オレンジ

「ソム・シー・トーン(黄金みかん)」は、タイ北部ナーン県で有名な果物です。皮が緑色の「ソム・キオア・ワーン(甘緑みかん)」と同じ種類ですが、「ソム・シー・トーン」は黄色い実が香り高く、甘くて美味しいです。

ナーン県のソム・シー・トーンは、他の県のみかんと比べて知名度が高い理由は、寒暖差が激しいことにあります。 朝は寒く昼は暑いため、完熟するにつれ皮が黄金色に色付きます。

県名 ナーン
品目 オレンジ
名称 ソム・シートーン・ナーン(ナーン・ゴールデン・オレンジ)
Som Si Thong Nan(Nan Golden Orange)
登録番号 GI56100054
登録日 2010年3月4日

ナーン・ムラブリ・バッグ

ヨック・ムラブリ・ナーンは、タイ北部ナーン県南部山岳地帯にある「ムラブリ族」が作った名産の頭陀袋(ずだぶくろ/トゥン・ヤーム ถุงย่าม)です。ナーン県に生息する山葡萄のツルから使るためとても丈夫で、どんなに引っ張っても切れません。重いものを入れても丈夫なバッグです。

県名 ナーン
品目 工芸品
名称 ヨック・ムラブリ・ナーン(ナーン・ムラブリ・バッグ)
Yok Mlabri Nan(Nan Mlabri’s bag)
登録番号 GI54100038
登録日 2010年12月25日

パヤオ県

パヤオ・メーチャイ・ライチ

パヤオ・ライチ・メーチャイは、パヤオ県メーチャイ地区で育ったライチのホンファイ種です。鮮やかな赤ピンク色、果形は大きく、香り、食感、味わいも格別です。

メーチャイ地区はパヤオ県の北西に位置しており、いくつもの川が流れ入り、最終的にタイ北部最大の淡水湖である「クワン・パヤオ」と呼ばれるパヤオ湖に合流します。
土壌はカリウムと天然ミネラルを豊富に含むため、畑の土が豊かになります。また、季節は雨期、乾期、暑期の3つに分けられるため、特徴的なライチが生まれ、この地はライチ栽培に最も適しています。

県名 パヤオ
品目 ライチ
名称 リンチー・メーチャイ・パヤオ(パヤオ・メーチャイ・ライチ)
Lin Chee Mae Chai Phayao(Phayao Mae Chai Lychee)
登録番号 GI62100120
登録日 2015年2月25日

ピチット県

ターコイ・ポメロ

タイ北部ピチット県はポメロ=ザボン(タイ語でソムオー)の有数の生産地です。タイ産のザボンには数種類の品種があり、果肉が薄ピンク色のターコイ種はピチット県で初めて栽培されたといわれています。ターコイ・ポメロは皮が厚く、果肉は甘酸っぱく、水分をたっぷり含んでおり、甘味と酸味のバランスのとれた爽やかな味わいです。

ピチット県は、タイ北部3大河川であるヨム川、ナーン川、ピチット川が流れており、その肥沃な大地を活かした農業が行われ、美味しいザボンが栽培されています。

県名 ピチット
品目 ザボン
名称 ソムオー・ターコイ・ムアン・ピチット(ムアン・ピチット・ターコイ・ポメロ)
Som O Tha Khoi Mueng Pichit(Mueng Pichit Tha Khoi Pomelo)
登録番号 GI56100052
登録日 2012年9月27日

ピッサヌローク県

ピッサヌローク・バーンクラトゥム・ドライバナナ

この干しバナナは、ピチット県ピチット郡ターロー町で栽培されたクルアイナムワーマリオンの品種と地元品種「パークション50」の干しバナナ(クルアイターク)の両方があり、いずれも種がなく、乾燥していて歯ごたえがあります。 

ピッサヌロ-ク県ピチット郡ターロー町は、太平洋熱帯域とインド洋の湿った空気を受け他の地域より暖かい気候のため、干しバナナ(クルアイターク)作りに最適です。

県名 ピッサヌロークおよびピチット
品目 ドライバナナ
名称 クルアイターク・バーンクラトゥム・ピッサヌローク(ピッサヌローク・バーンクラトゥム・ドライバナナ)
Kluay Tak Bang Krathum Phitsanulok(Phitsanulok Bang Krathum Dried Banana)
登録番号 GI60100091
登録日 2015年3月9日

ペッチャブーン県

ペッチャブーン・スウィート・タマリンド

ワーン(甘い)という言葉どおり、甘みの強いスウィート・タマリンドです。茶色のさやで、果皮が厚くて柔らかく、タイ北部ペッチャブーン県内で栽培されます。

ペッチャブーン県は、山に囲まれた肥沃なパーサック川が流れる盆地と涼しい気候という土地柄、スウィート・タマリンド栽培に適しています。そのため、タイで一番美味しいスウィート・タマリンドの栽培地と定評があります。

県名 ペッチャブーン
品目 タマリンド
名称 マカーム・ワーン・ペッチャブーン(ペッチャブーン・スウィート・タマリンド)
Ma Kham Wan Phetchabun(Phetchabun Sweet Tamarind)
登録番号 GI4810003
登録日 2005年2月2日

ペッチャブーン・ライルムプア米

ライルムプア米は、ペッチャブーン県で生産される黒もち米のルムプア種です。黒もち米の粒形はやや太く、炊きたては甘い香りがして噛めば噛むほど甘みがでてきます。

ペッチャブーン県は、山に囲まれた大きな平地でとても自然豊かな場所です。山々の養分を含んだ土壌は、栄養バランスの良い米栽培に適しています。この豊かな土壌から出来るライルムプア米は、他の米種よりも優れています。

県名 ペッチャブーン
品目 もち米
名称 カオ・ライルムプア・ペッチャブーン(ペッチャブーン・ライルムプア米)
Khao Rai Luem Pua Phetchabun(Petchabun Rai Luen Pua Rice)
登録番号 GI62100126
登録日 2019年6月6日

メーホンソーン県

バーンフワイ・コットン・ウール・ブレンド・ファブリック

ウールコットン混紡・バーンフワイホムは、タイ北部メーホンソーン県バーンフワイホム村の特産です。ボンドコリデール種、ドーセット種、そして地元種の羊を交配させた原毛(フリース)で、伝統柄やモダン柄など刺繍を施し、一枚一枚職人による手仕事で作られています。

フワイホム村は豊富な天然水、木材など豊かな自然に恵まれた美しい村です。年間を通して涼しく降雨量も多いため、羊の成育に適しています。羊毛はふんわり軽やかであたたかく、コットンは軽く涼しいので、それらを組み合わせ編むことで、他の冬服に比べて軽量であたたかいのが特徴です。

県名 メーホンソーン
品目 ウール・コットン
名称 パー・ファイ・トー・パソン・コンケー・バーン・フワイホム(バーンフワイ・コットン・ウール・ブレンド・ファブリック)
Pa Fai Tor Pason Kon Kae Baan Huai Hom(Baan Huai Cotton Wool Blended Fabric)
登録番号 GI56100059
登録日 2011年11月7日

ランパーン県

ランパーン・チキン・ボウル

タイ北部ランパーン県は、ニワトリ柄の陶器が有名です。食器の種類やサイズも豊富で、ニワトリ柄のほかに、花柄、バナナ柄などが様々な絵柄があります。

ランパーン県はタイ北部の山地にあり、粘り強く上質の粘土が取れることから焼き上がった陶器は白く、釉薬(うわぐすり)が映えます。ランパーンは、タイで一番の窯業の街です。

県名 ランパーン
品目 陶器
名称 チャムカイ・ランパーン(ランパーン・チキン・ボウル)
Cham Kai Lampang(Lampang Chicken Bowl)
登録番号 GI56100060
登録日 2011年9月8日

ランパーン・ライスクラッカー

カオテーンは、タイのお菓子でもち米や黒もち米を天日で干して、さらにそれを揚げてココナッツシュガーで作るカラメルソースをかけたものです。軽いサクサクの食感とほんのりとした甘みが美味しいです。仕事の合間や小腹が空いたときに手軽に食べられるお菓子です。

ランパーン県は、山々に囲まれた盆地です。年間を通して気温が高く、乾期は降水量が少ないためカオテーンを作るのに最適な環境です。一粒ずつ丁寧に干したもち米は、揚げるときれいに膨らんで浮かんできます。

県名 ランパーン
品目 甘い揚げせんべい
名称 カオテーン・ランパーン(ランパーン・ライスクラッカー)
Khao Tan Lampang(Lampang Rice Cracker)
登録番号 GI56100055
登録日 2011年9月8日

ランプーン県

ランプーン・ブロケード・シルク

ランプーン県の錦織は古くからタイに伝わる伝統的な工芸品で、上質で豪華絢爛な絹織物です。その独特のデザインには特徴があり、昔は少数民族である「タイヨン族」の貴族だけが着るものでした。

その後、チェンマイの第7代領主の娘、ダーラーラッサミー妃が錦織を発展させ、細かい繊細な柄まで仕上げることができるようになりました。職人は、蚕のエサである桑を栽培し栄養状態の良い蚕を育てることから始め、数個の繭からほぐした糸をあわせて生糸(きいと)を作り、原料を染めてからデザインを織る工程を学びます。

県名 ランプーン
品目 錦織
名称 パー・マイ・ヨック・ドック・ランプーン(ランプーン・ブロケード・シルク)
Pa Mai Yok Dok Lamphun(Lamphun Brocade Silk)
登録番号 GI50100020
登録日 2007年3月14日

ランプーン産のビアオ・キアオ竜眼

ランプーン産のビアオ・キアオ竜眼は、ランプーン県ムアンランプーン郡で栽培したビアオ・キアオ・パー・サウ品種です。皮の表面が凹凸になっており淡褐色で果実を割った時に中にある大きな黒褐色の種子と、そのまわりの半透明な白い部分が甘くてジューシーです。

ランプーン県は、100年前から竜眼の品種開発と栽培が行われています。山間部の盆地で、ランプーン産のビアオ・キアオ竜眼の生産地として最も有名です。また、冬の低温と雨量が少なく年間を通じて気候変動が小さいことが、開花後うまく受粉することができます。他の産地より、形がよく高品質な竜眼が育ちます。

県名 ランプーン
品目 ビアオ・キアオ・パー・サウ
名称 ラムヤイ・ビアオ・キアオ・ランプーン(ランプーン・ビアオ・キアオ・ロンガン)
Lam Yai Biao Khiao Lamphun(Lamphun Biao Khiao Longan)
登録番号 GI60100093
登録日 2016年8月18日

ラムプーン産黄金の果肉乾燥竜眼



乾燥させた黄金果肉の竜眼は、ランプーン県で栽培されるドー品種です。燻製することで実が黄金色になり、実厚で香りが強いのが特徴です。長く保存しても味は変わりません。

ランプーン県の地形は、山間部の盆地のため降水量が多くないため、竜眼の栽培に最適です。生産量が多いため、皮を取り除いた後、種子を除き実だけ温風乾燥機で乾燥させます。

県名 ランプーン
品目 ドライ・ロンガン
名称 ラムヤイ・オップヘーン・ヌア・シートーン(ランプーン・ゴールデンドライ・ロンガン)
Lam Yai Ob Hang Nuer Si Tong Lamphun(Lamphun Golden Dried Longan)
登録番号 GI59100085
登録日 2015年2月13日

スコータイ県

スコータイ県のサンカローク陶器

サンカローク陶器は、土を練り固め焼いて作ったものでガラス張りと素焼きに分けられます。

サンカローク焼きは、スコータイ県シーサッチャナーライ郡から始まり、特徴は青磁にあります。陶土(白土)に光沢のある透明な青(水色)や緑(薄緑色)の青磁釉で覆われています。
スコータイ県シーサッチャナーライ郡では、良い陶土が出ます。水を加えると柔らく粘りが強いです。700年以上前から代々伝えられた素晴らしい技術を使ったスコータイ県のサンカローク陶器は、深い味わいの独特の焼きものが生まれます。

県名 スコータイ
品目 陶器
名称 サンカローク・スコータイ(スコータイ・ポッタリー)
Sangkhalok Sukhothai(Sukhothai Pottery)
登録番号 GI61100106
登録日 2015年2月16日

ウッタラディット県

フワイムン・パイナップル

フワイムン種のパイナップルは、ウッタラディット県で生産されるパッターウィア品種です。特徴は、皮が黄色くて薄く、果肉は柔らくて甘くみずみずしい食感です。

フワイムン種のパイナップルは、砂と粘土が混じった地質で栽培されます。夏期(3~5月)は暑くなく、乾期(11~2月頃)は涼しいためパイナップルの栽培には他の県より非常に適した条件が揃っています。

県名 ウッタラディット
品目 パイナップル
名称 サッパロット・フワイムン(フワイムン・パイナップル)
Sab Pa Rod Huaymon(Huaymon Pineapple)
登録番号 GI56100056
登録日 2012年1月13日

ロンラップレー・ドリアン



ウッタラディット県のロンラップレー産ドリアンは、ラップレー郡、タープラー郡、ムアンウッタラディット郡で栽培され、実は小さく、色も薄いですが実が多く驚くほど濃厚でクリーミーです。

ウッタラディット県を縦断するように流れるナーン川によってできた沖積土壌や砂質土、粘質土と冬季は寒くて乾燥し、雨期は雨が多く降るためタイ有数のドリアンの産地になりました。

県名 ウッタラディット
品目 ドリアン
名称 ドリアン・ロンラップレー・ウッタラディット(ウッタラディット・ロンラップレー・ドリアン)
Durian Long Lab Lae Uttaradit(Uttaradit Long Lab Lae Durian)
登録番号 GI61100104
登録日 2012年6月13日

リンラップレー・ドリアン

ウッタラディット県のリンラップレー郡産のドリアンは、ラップレー郡とタープラー郡とムアンウッタラディット郡で栽培されています。形状は円筒形で匂いは少なく、果肉は濃いレモンイエローで口の中でとろりとほぐれ、上質なクリームのような甘さが口の中いっぱいに広がります。長く保存しても果肉はべたべたしません。

ウッタラディット県を縦断するようにナーン川が流れており、河川によってできた沖積土壌、砂質土、粘質土と乾期は寒くて乾燥し、雨期は雨が多く降るためウッタラディット県産のリンラップレー・ドリアンの果肉は濃厚で甘くなります。

県名 ウッタラディット県
品目 ドリアン
名称 ドリアン・リンラップレー・ウッタラディット(ウッタラディット・リンラップレー・ドリアン)
Durian Lin Lab Lae Uttaradit(Uttaradit Lin Lab Lae Durian)
登録番号 GI61100105
登録日 2012年6月13日

ウタイターニー県

サケークラン河川流域グラミー魚

河川流域グラミー魚(プラー・レェート)は、ずんぐりとして側偏した胴部、ザラザラした鱗を持ち、無臭で、身が柔らかい食用の魚です。国内だけでなく海外でも人気があり、ウタイターニー県では食用として広く養殖されています。サケークラン川は、昔からウタイターニー県民にとって生命の動脈川です。

水上生活を営む集落は川を利用し、プラー・レェートを食用魚として養殖してきました。タイでは、ウタイターニー県のサケークラン川のプラー・レェートが有名な県の特産品一つです。

県名 ウタイターニー
品目
名称 プラー・レェート・ラムナム・サケークラン ・ウタイターニー(ウタイターニー・サケークランリバー・バシン・グラミーフィッシュ)
Pla Rad Lumnam Sakae Krang Uthai Thani(Uthai Thani Sakae Krang River Basin Gourami Fish)
登録番号 GI56100061
登録日 2012年8月23日

北部8県

ラーンナー黒もち米

カオ・ガム・ラーンナーは、タイ北部地方県産の黒いもち米です。精米すると紫色と黒色になります。カオ・ガム・ラーンナーは、ラーンナー地方のお祭りで提供されるデサートの原料としてよく使われています。

カオ・ガム・ラーンナーは、タイ北部にある8県(チェンマイ県、チェンライ県、ランパーン県、ランプーン県、 プレー県、ナーン県、パヤオ県、メーホンソーン県)のみで栽培されています。

県名 タイ北部8県:チェンマイチェンライランパーンランプーンプレーナーンパヤオメーホンソーン
品目 もち米
名称 カオ・ガム・ラーンナー(ラーンナー・ガム米)
Khao Kum Lanna(Lanna Kum Rice)
登録番号 GI55100039
登録日 2008年9月17日

 

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